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商品詳細
ラックダイ(花没薬・はなもつやく)パウダー ネパール産 500g

ラックダイ(花没薬・はなもつやく)パウダー ネパール産 500g[DS-002]

販売価格: 2,730円 (税込)
[在庫数 4点]
数量:  500グラム

使い易いパウダーでのご提供になります。写真の塊状のもの粉に挽いたものです。

■以前は100g単位でしたが、2009年11月より500g単位でのご注文とさせていただきます。

 500gご注文の場合は  数量 1
 1.5kgご注文の場合は 数量  3  のようにご入力ください。




ラックダイとはハナモツヤクノキやイヌナツメなどの樹に寄生するラック虫(貝殻虫)が分泌する樹脂のこと。古くから染料や薬として有用されており、正倉院に保存されている紫鉱はこのラックのことだそうです。ラックダイは現在も食用色素として広く使われています。また色素や夾雑物を取った後の樹脂はシュラックとして封蝋や塗装など様々な用途に使われています。昔のレコード盤はこのシュラックで作られており、とても割れ易かったとのこと。

ちなみにラックとはサンスクリット語で10万のことだそうです。ネパール語では今も10万は「1ラーク」といいます。小さい虫が沢山集まって出来るという意味でそう呼ばれる様になったのでしょう。

上の写真の状態のものはスティックラック(sticklac)と呼ばれます。これを粒状にしたものがシードラック(seedlac)で、それを熱して溶かし、ゴミなどを除去して薄い破片に砕いたものがシェラック(shellac =shell lac)と呼ばれます。

スティックラックを粉砕してシードラックにする際、水で洗浄する時に色素を洗い出し、これを体質顔料に染めたものがカーマインということです。
レーキ顔料lakeの語源もこのlacだとのこと。

ちなみに、日立のCMのこの木何の木〜♪も、ラック貝殻虫が寄生するrain treeという木らしい、ということです。
(ラックダイについて、岐阜のK様より沢山を教えていただきました。ありがとうございます!)


アルミ(みょうばん)媒染でピンク〜臙脂色を染めます。絹やウールなど動物性の繊維はそのままでもよく染まりますが、木綿や麻を染める場合は呉汁で下処理をすると濃く染まります。→呉汁下処理方法






【染液の取り方】

1) 濃色の臙脂色を染める場合、糸重量の3〜5倍のラックダイを使います。

2)1)を布袋に入れて口をしっかりしばり、水に浸します。 鍋底にくっつかない様に、布袋を吊るしておくと作業がしやすいです。(樹脂分が溶け出し、鍋にこびりついてしまうと洗うのが大変です)

3)染料に水がしっかり浸透してきたら火にかけ、染液を作ります。徐々に温度を上げ、沸騰してから30分〜1時間程度煮ます。その後いったんさましてから再度火にかけます。ラックは色がよく出るので、水を足しながら煮詰めていきます。様子を見ながら煮出します。

4) 充分色が出たら、染液を布で漉して冷ましておきます。



【アロー糸、ヘンプ糸の臙脂色の染め】

5) 精錬済みの糸を水に浸し、よく水分を浸透させてから脱水しさばきます。呉汁で下処理した糸の場合は30分〜1時間程お湯で煮て、脱水しよくさばきます。

6) 5)の糸を室温まで下がった4)の染液に入れ、糸を繰りながら徐々に温度を上げます。

7) 染液が沸騰したら、30~40分程ムラにならないよう、糸を繰りながら染めます。

8) 火を止め、糸を入れたまま冷めるまでそのまま放冷します

9) 糸を染液から取り出し、絞ってからかるく水洗、脱水し、よくさばきます。

10) 天然みょうばん(糸重量約10%程度)を少量の熱湯でよく溶かした後、糸重量の20~30倍の水に混ぜ、媒染液を作ります。

11) 10)に9)の糸を30分程漬込み、媒染します。

12) 糸を媒染液から取り出して水洗し、脱水し、糸をさばきます。

13) 糸を再度6)~8)の要領で染めます。

14) 糸をよく洗い、脱水し、さばいて日に干して乾燥させます。

求める濃度になるまで、6)〜14)の工程を繰り返します。

ラック染めサンプル
アロー糸染め見本

上:50% o.w.f 酢酸アルミ媒染  
下:300% o.w.f. 天然アルミ媒染 呉汁下処理済みの糸に染色
(o.w.f. :糸重量に対する使用染料の重さ)




インドの植物や人々の暮らしが、著者である西岡直樹さんのあたたかいまなざしで綴られるお薦めの1冊です。