染織家・西川晴恵作の和装帯や小物、西川セレクトのネパール直送手紡ぎ麻糸、染色材料をお届けします


ホーム 商品カテゴリ一覧: ネパール産手紡ぎアロー糸(刺草/いらくさ/ネトル)
商品一覧
ネパール産手紡ぎアロー糸(刺草/いらくさ/ネトル)
商品並び替え:

ネパールの村人達が手紡ぎした味わいのあるアロー糸(刺草/いらくさの一種)

■細(S)・中(M)・L(太)と混合(mix)の4種
 *細(S)は入手困難のため在庫限りになります

 
アロー糸


スピンドルで手紡ぎされたとアロー糸(allo/イラクサ・ネトル)は自然な色あいと手紡ぎならではの味わいのある糸です。織物、編み物、かぎ針編、アクセサリー、バスケタリーなどにお使いください。ラッピングにもおすすめです。
(写真:アローの糸、アローの繊維、水牛の角を錘にしたスピンドル)


アローで作ったロープ、しょいこ様ベルト、いざり機で織られた布


アローはヘンプ(大麻)に比べると少し軟らかめでずっしりしています。ネパールでは衣類や敷物だけでなく、魚を取る網やドッコ(しょいこ)を背負うベルトなどにも使われている、丈夫な糸です。

(写真:ネパールで使われているアローのロープ、背負子のバンド)


染めは、化学染料の場合は綿や麻用のもので染まります。また、天然染料で染めることもできます。絹やウールのようには染着は良くありませんが、綿に比べて染まり易い事が多いです。ラミーやリネンなど、麻に近いと思います。染める前には精練をしてください。

精練の方法 (1) マルセル石けんを使用
精練の方法 (2)ソープナッツを使用



糸には最初、独特の匂いがありますが、糸の段階できちんと精錬をすれば匂いはほとんど気にならなくなります。



■アローについてもうちょっと詳しく!■

アロー(allo, sisunu 英名Himalayan giant nettle)


アローを紡ぐマーガル族の女性

(写真:アローをスピンドルで紡ぐマーガル族の女性)


アローはイラクサ科の植物で、ラミー(Ramie)、苧麻(ちょま)の仲間になります。日本では苧麻はからむし、しなあさ、まお、などともいいます。苧麻を使った織物は上布(じょうふ)と呼ばれ、夏の着尺として賞用されています。

ところで、「イラクサ」というとアンデルセンのこの物語を思い出す方も多いのではないでしょうか。

野の白鳥

「野の白鳥」

エリサという少女が、継母によって白鳥に変えられてしまった11名の兄弟の王子の魔法を解くため、火ぶくれになりながらもイラクサを摘み取り、紡いで糸にして長袖の上着を編む・・という物語です。エリザの手足をイラクサが火ぶくれにしてしまったように、ネパールのアローにもとげがびっしりとついていて、触ると痛痒くなります。これはこの毛にヒスタミンが含まれていることによります。


私も以前ネパールでトレッキング最中に、アローを知らずに触ってしまい、2,3時間手がじんじん痺れてしまった、という経験があります。ネパールの人たちは採取のとき、手に布を巻いたりもするようですが、素手に近い状態で、一度に何百本も刈り取るのですから、本当にすごいと思います。

ちなみに、糸にした状態のものにはもうかゆみをおこさせる成分は含まれていませんので
ご安心ください。


■■■

アローは主にネパール北部の標高1,200〜3,000mの高地に生える巨大なイラクサ(ネトル/nettle)の一種で高さは3m、茎の直径は4cmにも育ち、葉、茎、花と全体に刺に覆われています。12月に緑色の小さな花を咲かせ、4月から6月に発芽します。千年以上以前から、ヒマラヤ中部山岳地帯の民族、マーガル族、タマン族、グルン族、そして特にライ族によって、衣料、マット、袋、魚網、ロープ等そして食料に必要とされてきました。

土地ごとに違いはあるようですが、アローの収穫から糸にするまでのにはだいたい下のような大変に根気の要る、非常に長い過程があります。(織は伝統的にはいざり機で織られています)


アローの収穫

アローの収穫はモンスーンの終りの8月から12月まで。村から離れた(ヒルも沢山いるジャングルの)アローの採取地にに男女が数日かけて採取に行きます。成長した太い茎を、新たに発芽できるよう地面から15cm 位の所で切ります。何百本という茎を刈り取り、茎の外側の皮と内側をその場で分け、皮のほうを持ちかえります。


繊維の採り方

採取されたアローの皮は、採れたてのものはそのまま、乾燥したものは水に浸しておいてから、木灰を入れた湯(アルカリ)で2〜4時間炊きます。柔らかくなった繊維をを木槌や石で叩き、手作業で繊維と余分なものとに分けながらよく水洗します。

その後繊維を柔らかく紡ぎやすくするために雲母の土や粘性の白土などを水で溶いたものをまぶし、繊維を吊るして日に乾かします。乾燥してから雲母を石などに叩きつけて落とし、繊維を広げると紡ぐことが出来ます。


糸紡ぎ

糸紡ぎには竹・木製のスピンドル(紡錘)が使われます。スピンドルは長さが2〜30cmほどで小さく軽く、持ち運びしやすいので、腰に繊維を巻き付け、歩きながらや農作業の合間にも紡がれます。糸はだいたいZ撚で紡がれるようです。




資料:"Nepalese Textiles" Susi Dunsmore
登録アイテム数:4件
  説明付き一覧    写真のみ一覧
アロー糸・混合

アロー糸・混合
[ALO-MIX]

630円 [在庫なし]
アローの糸についての詳しい説明はこちらのページをご覧ください! →ネパールの村人達が手紡ぎした味わいのあるアロー糸 アロー糸は水に強くカビにくいので、現地では魚網にも使われています。 せ…
アロー糸・細

アロー糸・細
[ALO-S]

1,050円 [在庫なし]
アローの糸についての詳しい説明はこちらのページをご覧ください! →ネパールの村人達が手紡ぎした味わいのあるアロー糸 アロー糸は水に強くカビにくいので、現地では魚網にも使われています。 せ…
アロー糸・中

アロー糸・中
[ALO-M]

945円
アローの糸についての詳しい説明はこちらのページをご覧ください! →ネパールの村人達が手紡ぎした味わいのあるアロー糸 アロー糸は水に強くカビにくいので、現地では魚網にも使われています。 Z…
アロー糸・太

アロー糸・太
[ALO-L]

840円
アローの糸についての詳しい説明はこちらのページをご覧ください! →ネパールの村人達が手紡ぎした味わいのあるアロー糸 アロー糸は水に強くカビにくいので、現地では魚網にも使われています。 Z…
  説明付き一覧    写真のみ一覧